住宅ローン滞納で差し押さえを実行するタイミングは銀行員次第

      2016/08/24

住宅ローン滞納で差し押さえを実行するタイミングは銀行員次第
住宅ローンを滞納してしまい、それが続くと最終的には競売、差し押さえといった事態に発展します。
競売となるとマイホームを失うばかりでなくその後の生活も何かと不便です。

住宅ローンは滞納しないことが一番ですが、将来滞納してしまう事態になることも想定して準備しておくと良いでしょう。

住宅ローン滞納と差し押さえ

住宅ローンの滞納を重ねると、不動産を銀行に差し押さえられてしまうということは聞いたことがある方も多いかと思います。

実際、差し押さえられるまでの住宅ローン延滞の回数ですが、一般的に3回滞納してしまうとアウトだと言われています。

住宅ローン滞納後の流れ

住宅ローンを滞納すると、1回目は担当の銀行員から電話で督促の電話が来る程度で済みます。

それでも返済しないと、「競売予告通知書」という通知書が送られてきます。
「競売予告通知書」は、これ以上滞納すると、最終的に競売にかけられますよ、という内容が書かれています。

さらに、滞納が3回以上続くと、「代位弁済予告通知」が送られてきます。
「代位弁済通知」は、これ以上滞納するとローンの残債を保証会社が支払いますよ、という内容です。保証会社に債権が移ってしまうと残額を一括で返済するしかなくなります。

この通知が来たらすぐに金融機関に連絡をしないと後戻りできなくなってしまいます。

住宅ローンは3回滞納するとアウトと言われているのは、この「代位弁済予告通知」が送られてくるのが3回以上の滞納が目安となっているからです。

住宅ローン滞納3回でアウトは言い過ぎ?

実際には住宅ローン滞納3回でアウトという例はそう多くはありません。

銀行としても、むやみに代位弁済するよりできれば通常の方法で返済してほしいと考えているからです。

とはいえ、お金に困っているところ3カ月分以上の返済をまとめてするのは簡単ではありません。

この段階まで来ると銀行と話し合って返済方法を決めていくしかないことがほとんとです。

切羽詰まった時は任意売却という方法もある

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不動産売却の方法の1つに任意売却があります。

住宅ローンで購入した不動産には抵当権が設定されており、住宅ローンの残債全額を完済できなければ抵当権を解除することができず、不動産の売却自体ができません。

任意売却は住宅ローンを借りている金融機関と話し合って、住宅ローンの残債全額を完済しなくとも不動産を売却できる方法です。

任意売却よりも不動産売却を急ごう

任意売却は住宅ローンの残債より、不動産の売却価格が低くても売却できる方法ですが切羽詰まってから任意売却という方法を選択すると、代位弁済から競売開始するまでの数カ月で不動産を売却する必要があり、相場よりも安い価格での売却となってしまう可能性が高くなります。

また、任意売却後残った残債についてはその後も返済し続ける必要があります。

このように切羽詰まってしまう前に、毎月の生活が厳しく住宅ローンの返済が難しそうだと感じ始めたら早めに対策を練り、通常の方法での不動産売却をして、より負担の少ない賃貸に移り住むなどの方法を模索することが大切です。

生活が苦しくなったら銀行員に相談しよう

生活資金は、一時的な出費で苦しくなってしまうこともあり、数カ月先には状況が改善していると見通しを持ち、折角購入した一戸建てやマンションを売却してまで住居にかかる費用を切り詰めようとは考えにくいものです。

しかし、対応が数カ月遅れただけで手元に残るお金には大きな差が出てしまうのが不動産売却です。

生活が苦しく、住宅ローンを滞納してしまいそうだと感じたら、早め早めに銀行員に相談して対策を練りましょう。

仮に既に3カ月以上滞納してしまっていても、その内1カ月分だけでも返済できればすぐに差し押さえといった事態は避けられるはずです。

まとめ

住宅ローンの滞納が続くと最終的には競売、差し押さえとなり大きな不利益を被ります。

競売まで至らずとも住宅ローン滞納後の任意売却は売却価格が安くなってしまう可能性が高いなど、対応が遅くなればなるほど状況は悪くなってしまいます。

住宅ローン返済が厳しいと感じてきたら、滞納する前に銀行員に相談するなど早め早めに動きましょう。



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