住宅ローンライフプランニングと保険

      2016/08/24

住宅ローンは通常数十年に渡って返済していくものなので、その借入額を決めるにあたってライフプランニングをしておくことが大切です。
今回は、ライフプランニングの保険についてご説明します。

生命保険と団体信用生命保険

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住宅ローンには団体信用生命保険と呼ばれる、住宅ローンの債務者が死亡した場合にその残債が0円となる保険があります。

通常団体信用生命保険の保険料は金利に含まれているためその費用について考える必要はありませんが、死亡だけでなくガンにも保障が及ぶタイプやさらに心筋拘束や脳卒中などにまで保障が及ぶタイプがありますが、これらは金利に数パーセント上乗せされることが一般的です。

こうした団体信用生命保険は、金利の上乗せ分による返済額の上昇を考えることもそうですが、保障を手厚くしたことにより医療保険や生命保険の代わりとできる点にも着目すると良いでしょう。

ガン保障特約付団信

一般的なガン保障特約付団信は、生まれて初めて悪性新生物(ガン)に罹患して医師により診断された場合や、余命6か月以内と診断された場合に残債が0円となるものです。

ガン団信は金利に0.2%上乗せされるものが多いですが、金融機関の中には上乗せなしで利用できるものもあります。

三大疾病保障特約付団信

一般的な三大疾病保障特約付団信は、三大疾病と呼ばれる悪性新生物(がん)や急性心筋梗塞、脳卒中に罹った場合に住宅ローン残債が0円となる団信です。

三大疾病保障では、ガンに関しては診断確定された段階で残債が0円となりますが、急性心筋梗塞と脳卒中では診断を受けた日から60日以上労働の制限を受けたり、言語障害など後遺症が継続したと診断されたりすることが適用の条件となります。

三大疾病保障特約付団信は金利に0.3%上乗せされるものが多くなっています。

八大疾病保障

一般的な八大疾病保障特約付団信は三大疾病保障特約に加えて、高血圧症や糖尿病、慢性腎不全、肝硬変、慢性膵炎にまで保障が及ぶ団信です。

三大疾病保障特約に関する保障内容は上記の通りですが、残りの5つに関しては、その病気により就業不能状態が1か月を超えて継続した場合、最長12か月まで月々返済額が補填され、さらに13か月以上継続したら住宅ローン残債が0円となります。

八大疾病保障特約付団信は金利に0.3%や0.4%上乗せされるものが多くなっています。

 

3,000万円

/35年

一般団信 ガン団信(+0.2%) 三大疾病団信(+0.3%) 八大疾病団信(+0.4%)
金利 1.00% 1.20% 1.30% 1.40%
月々返済額 ¥84,685 ¥87,510 ¥88,944 ¥90,392
差額 ¥0 ¥2,825 ¥4,259 ¥5,707

一般団信の場合保険額3,000万円の生命保険に、ガン団信や三大疾病、八大疾病の場合保険額3,000万円の医療保険にも加入していると考え、すでに加入している生命保険があればその保険料の見直しをすることも検討すると良いでしょう。

学資保険

住宅ローンを組む方の中にはこれから子供の教育費も考える必要のある世代の方も多く、学資保険を利用している方も多いでしょう。

学資保険は子供の教育費のために加入する保険で、契約保険料を払うことで、保険期間中さまざまな保障を受けられ、満期になると給付金を受け取ることができます。

学資保険では、契約者である親に万一の事態が起こった場合にその後の保険料の支払いが免除となり、満期日には通常通り給付金が支払われるものや子供の病気や怪我にも給付金が支払われるものがあります。

学資保険は税金の控除を受けられる

学資保険は保障内容が手厚くなればなるほど月々の保険料が高くなってしまう点に注意が必要です。
また、学資保険を利用するもう1つのメリットとして税金の控除を受けることができるという点があります。

とはいえ、住宅ローンを組むと借入額の1%の控除を受けられる住宅ローン控除の適用を受けることができ、こちらの方が強力な控除となっています。

保障の内容が保険料に見合っているかどうかしっかりと比較することが大切です。

 


住宅ローンは通常数十年かけて返済していくものなので死亡保障や医療保障、子供の教育費などさまざまな費用を検討しておくことが大切です。

生命保険と団体信用生命保険、学資保険と貯蓄などどちらがお得か一つ一つ丁寧に比較していきましょう。



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