どうしようもない時の頼みの綱「親子リレーローン」について

      2016/09/14

どうしようもない時の頼みの綱親子リレーローンについて
住宅ローンの借入は年収や個人信用情報など何らかの問題があると借入することができません。

そうした場合、本来は物件を変えたり時期をずらしたりするしか方法がありませんが親子リレーローンを利用する方法もあります。

奥様との収入合算で借入限度額を引き上げる

ご主人の年収が希望の額を借入するためには不足している場合、奥様の年収を加算して住宅ローン審査を提出することができます。

奥様の所得合算は、民間の金融機関の住宅ローンであれば正社員や契約社員であることや、勤続年数も2~3年が求められ、さらに合算額は年収の2分の1となるなど条件が厳しい場合もありますが、フラット35であればパートやアルバイトでも良く、さらに勤続年数1年未満でも大丈夫です。

ご主人の年収が300万円でも奥様のパートやアルバイトの年収で100万円あれば年収400万円で計算することが可能になります。

フラット35であれば年収400万円を超えれば4,000万円を超える額が借入可能となります(2016年6月の金利1.1%で計算)。

 

個人信用情報に問題がある場合

上記は年収が借入希望額に対して不足している場合の例で説明しましたが、過去に延滞をしていたり、自己破産していたりと個人信用情報に傷があることが原因で住宅ローンの借入ができない場合があります。

個人信用情報に傷がある場合の対策としては、個人信用情報を情報開示して、現状を説明するなど金融機関と交渉したり、傷がある人でも借りやすい商品を利用したりといった方法が考えられますが、一番手っ取り早い方法は傷がある人を債務者として参加させないようにするという方法もあります。

ご主人に傷がある場合は奥様単独で組んだり、奥様に傷がある場合はご主人単独で組んだりといった方法です。

しかし、単独では年収が足りない場合があります。特に奥様単独で組む場合はその可能性が高いでしょう。

そうした場合に、親子リレーローンを利用するという方法があります。

個人信用情報に傷がある場合とは

個人信用情報に傷がある状態とは、主に以下の3つの状況が考えられます。

過去に延滞がある場合

自動車ローンや教育ローン、クレジットカードなど返済日に口座に返済額分の入金が無かった場合に延滞として個人信用情報に登録されていることがあります。基本的に1日や2日であれば問題はありませんが、月を超えて延滞してしまうと危険です。

どのくらい延滞すると登録されてしまうかは金融機関によって異なります。

1回位大丈夫だろう・・・と思われる方もいらっしゃいますが、1回の延滞で住宅ローンが否決になってしまうことはよくあります

過去に自己破産をしている場合

過去に自己破産をしている場合は基本的に住宅ローンを借入することはできません。自己破産から10年程経過していれば借入できることもありますが、10年経っても個人信用情報が消えていないこともあります。

その場合借入元の金融機関に確認して自己破産の情報を消してもらう必要があります。

過去に債務整理をしている場合

債務整理で借入期間を延ばしたり、月々の返済額を安くしてもらったりすると多くの場合個人信用情報に情報が残っています。

債務整理の場合変更後の条件で返済しているので勘違いしがちなのですが、こちらも10年程度は借入が難しくなります。

 

どうしようもない時の頼みの綱=親子リレーローン

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親子リレーローンとはその名の通り親子で組むことのできる住宅ローンです。

通常住宅ローンには年齢制限がありますが親子リレーローンを利用すると親の年齢が年齢制限を超えていても、子供の年齢を基準に借入期間を設定することができます。

親子リレーローンは親が主債務者となり、親の子や、孫、その配偶者を連帯債務者とすることができます。

つまり、例えばご主人の個人信用情報に傷がある場合でもご主人のお父様に収入がある場合、お父様と奥様とで親子リレーローンを組むことも可能になります。

実際には赤の他人と巨額な住宅ローンの連帯債務者となるのはお互い気が引けるので、ご主人に傷がある場合には奥様とそのお父様奥様に傷がある場合にはご主人とそのお父様といった使い方が一般的でしょう。

いずれにせよ両親に個人信用情報に傷があることがばれてしまうことや、大人になってまで両親の力を借りることに抵抗を感じる方も多いですが、背に腹は代えられないと、こうした状況で親子リレーローンを利用される方はいらっしゃいます。

親子リレーローンの利用条件

親子リレーローンには、フラット35のものと民間の金融機関のものとがあり、民間のものは金融機関によって内容が異なります。

フラット35の親子リレーローンの利用条件は以下の通りです。

親子リレー返済の後継者の要件(次の1から3までのすべての要件にあてはまる方

・お申込みご本人の子・孫等(お申込みご本人の直系卑属)またはその配偶者で定期的収入のある方

・お申込時の年齢が満70歳未満の方

・連帯債務者になる方(1名のみとなります。)

また、基本的には申込者と同居することが条件となります。ただ、住居の完成後ただちに同居できない場合には将来の同居予定でも構わないということになっています。

 


 

住宅ローンを借りようとする場合、年収が足りない問題であれば奥様と収入合算するという方法もありますが奥様が働いていなかったり、夫婦どちらかの個人信用情報に傷があったりする場合にはそうもいきません。

そんな場合に考えてみたいのが親子リレーローンです。何らかの問題があって借入が難しい場合はどちらかの両親を頼ってみることを考えてみてはいかがでしょうか。



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